北欧ヴィンテージとの付き合い方

ここ最近、
北欧ヴィンテージの器に造詣が深いお客様と
何度もお話しする機会がありました。

「以前○○で買ったカップは貫入が…」ですとか
「最近△△の□□が出てこないんですよね」ですとか、

端から見ると「なにそれ?」ですが、
私からするとあるあるな話も多くて
とても有意義で楽しいひと時を過ごさせてもらいました。

私たちが扱う「北欧ヴィンテージ」は、
当たり前ですが北欧で、数十年前に製作されてものです。

家具はお店に届いたときはダメージがあることも多く、
また陶磁器はいわゆる「新品」とは違って
数十年経過したヴィンテージコンディションです。

例えば、フィンランドのある会社では
「貫入」と呼ばれるうわぐすりのヒビ模様が
とても出やすいシリーズがあります。

例えば、スウェーデンのあるデザイナーは
ペイントロスや柄の重なりが出やすく
個体差が大きくなる作品群があります。

こうしたコンディションは「なるべく避けたい」と
誰しもが思う一方でヴィンテージと付き合っていく中で
「そういうものだよね」とつい寛容になってしまう、
そんな思いも生まれやすいものかもしれません。

ヴィンテージの作品を扱っていく中で
コンディションの差を軽視することはありえませんが
現代の工業製品との精度さを比較して
あまり不寛容になるというのも、ヴィンテージと
親和性が高いとは言い難いように思います。

2010年にオープンした当初は多くは無かった北欧ショップも
気が付けば巷に、ネットにあふれるようになりました。
扱う側もそれぞれで、深い知識や美意識がある方も多く見かけます。

異なった視点からの商品提案は多様性に繋がりますが
一方で判断基準も当たり前に異なりますので
同じものが無いヴィンテージに対して
消費者としては目利きが少なからず必要になります。

エリックホグランは「気泡」や「歪み」といった
これまでのガラス作品では忌避されてきたものを
自然のデザインととらえ、個性としてむかえ、
自身の作品を昇華させる事に成功しています。

こうした歴史的、文化的流れがあるものは
その背景も含めて味わう事も楽しいですし
ただその作品を面白い、というのもまた良いモノです。

ヴィンテージは限定の工業製品とは異なります。
当時の工業的判断基準も現代とは違いますし、
経年によって変化が起きているものもあります。

そうした違いも含めて、
良いヴィンテージをご提案していければ良いと思います。

ご来店が難しい今日この頃ですから、
コンディションなどで気になる場合は
ご購入前に店舗までご相談くださいね。

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【 About Prae 】


プラエは2010年、徳島に誕生した"北欧ヴィンテージ家具"や"北欧食器・雑貨"やオリジナル家具、植物などを扱うインテリアショップです。

デンマーク語で「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉があります。 他の国の言葉にするのが難しいのですが、『どことなく温かくて、居心地の良い雰囲気』といった彼らの独特の言葉です。北欧の暮らしやデザインが注目されるようになっていますが、それは純粋になにかのモノだけではなくどこか「Hygge」な空気感が私たちを惹き付けて止まないのかもしれません。

座り心地のよい、木製の椅子。 取っ手がレトロで使い勝手の良い50年前のデスク。 レトロで可愛い食器。 これって何に使うんだろう?そう思わず見入ってしまう古い古いオブジェ。プラエはときどき北欧に買付に行き、そこで出会ったものたちを大切に連れて帰ったりしています。

お店はそんな出会ったモノたちと、あなたのお部屋をつなぐ場所です。古いものだけではなくて、国内外で作られた中で北欧デザインを生かした家具をセレクトしたり、 オリジナルで家具を製作したりもできますので、コーディネートのご相談も良かったら。 ホームページやブログを見てもらって、お店に来てもらって。 どことなく居心地の良いそんな時間を過ごしてもらえれば、幸せです。

Prae Inteiror (プラエインテリア) 代表 香川 拓也