【メンテナンスオイル】家具の塗装実験、してみました。

ヴィンテージ家具コンテナの入荷が
遅れているプラエです。

到着はもう少し先なのですが、
今日は家具用の塗装実験をしてみました。

何度か「家具のメンテナンス」について
ブログでもご紹介してきましたが、
ヴィンテージ家具などに使われている
「オイル塗装」など自然な塗装では
定期的に油分を与えたほうが、
木が美しく長持ちします。

クルミ油や亜麻仁油などの乾性油でも
代用できなくは無いのですが、
家具用に調合されたものは
より相性よく製造されています。

多くのオイルには機能性を高めるために
石油系の素材も一部使われているのですが、
先日、新しい“100%自然”の塗料を手に入れましたので
成分によってどう違うか、実験してみました。

–+*+ –+*+ –+*+ –+*+ –+*+ –+*+

今回比べるのは下の6種類。
これをチーク材に塗っていきます。

A:自然塗料(家具用無着色)
B:自然塗料(木材汎用無着色)
C:MP52(スウェーデンオイル)
D:蜜蝋ワックス(未晒し)
E:プラエの修復オイル(非売品)
F:無塗装

オイルを塗ったものは全て濡れ色になります。
A-Cを塗装した状態がこちら。

この時点でも微妙な濃さの違いが出ていますが、
同じ「メンテナンスオイル」でも成分の違いで
表情は大きく変わるようです。

具体的に言えば、色が深い順に
B>D≧E≧C>Aくらいでしょうか。

写真では伝わりにくいですが、
しっとりとした柔らかさは
D・E・B>C>A>F です。

また乾くまでの時間もことなり、
D>C>A・B>>Eとなりました。

Aはオレンジ系の匂いがしますが
C・Eは少し有機溶剤系の匂いがします。
(Eの方が匂いはより強めです。)
B・Dはどれもワックス(蝋燭)系の匂いで、
不快に思う人は少ないように思います。

時間が経てばどれも匂いは無くなりますが、
ご家庭でテーブルなど大きな面を塗る際は
換気を…特にEは必要です。

–+*+ –+*+ –+*+ –+*+ –+*+ –+*+

塗装から一日。
しっかりと浸透したでしょうから、
水滴とカトラリーの実験をします。

まずは水滴を落としてみます。
これは輪染みなどが起きやすいかの実験です。

水滴を落とした時点では
塗装したものはすべてはじいているように見えます。
無塗装はさっそく染み込んでいます。

2時間ほど、そのままにしてみました。
コップの底に付着した水でもありえる時間ですね。

時間経過後、水を一度すべて拭き取ってみます。

一見、塗装面は全て染みが無いように見えますが
AとDはごく淡い染みが見られました。

時間の経過でどちらも目立たなくなりましたが、
同じような条件を重ねると染みになる可能性がありそうです。
この辺りは重ね塗り等で緩和されるように思います。

気温や湿度などの条件にもよるのですが、
B・C・Eは今回は目立った染み込みは無いように思われます。

*どの方法でも、経年により塗装は薄くなりますので、
経年によるメンテナンスはお勧め致します。

次はカトラリーで引っ掻いてみます。
少し強めで、斜めに。背徳感を感じます。

さすがにこれは全てで傷が入りました。

大きく差は出ていませんが、
「傷がつけにくい」順番を付けるとすると
E>C≧A>B≧Dでしょうか。

最後に、同じ塗装をすべてに施して
今回の実験は終了です。

BとEはまずまず綺麗に目立たなくなったように思います。
A・C・Dはごく薄く削ってから塗装するとより良さそうです。

それぞれ違いが出て面白かったですね。

(A)(B)750mlで9,188円(amazon,楽天など)
※ご興味あれば店主までお声がけください。

施工単価は少し高いですが、強度も良く
自然素材100%で安心して使えそうなAとB。
木の床でも使えるなど汎用性の高さではBでしょうか。
匂いが気になる方ならA。

(C) 250mlで2,700円(プラエで販売中)

施工単価は中程度で、強度と取り回しが良い
MP52(スウェーデンオイル)。
適度にメンテナンスをする方はこれが良さそうです。

(D)200gで2000円前後(Amazon等)

施工単価は一番安く抑えられ、
また汎用性も高い蜜蝋ワックス。
これは木製品以外にも使えますのも便利です。
ただ塗装としては単独ではちょっと弱いので、
他のオイルの後に二度拭き用で利用が良いかもしれません。

(E)
時間と手間は数倍かかるのですが、
強度面では若干優れるように見えたプラエのオイル(非売品)。
企業秘密のオイルですが…あまりご家庭向きでは無さそうです。
修復時に匂いますし、乾くのも時間がかかるのが難点です。
(正式な硬化時間は9‐12時間ほどです。)

ということで、取り回しの問題から(E)はお勧めしにくいですが
ご家庭でメンテナンスをする場合はA~Dの
どの方法も長所があるように思われました。

人間のお肌と一緒で、長い期間の取り扱い方で
大きく変わる、木材のメンテナンス。
お気に入りの家具、ぜひ大切に扱って下さいね。
MP52は2月23日の11周年期間中、
プラエインテリアの店舗/自社WEBで
20%オフでお買い求めいただけます。


MP52(ご返信時に20%オフに変更します)

ご家庭の家具が気になられていましたら、
良かったらこの機会をご利用くださいね。

そんほかプラエでお求め頂きました家具で
お困りごとなどございましたらお声がけくださいませ。

有料にはなりますが、塗装や組み直しなど
店舗でのメンテナンスが出来るものもありますので
まずはメールにてお写真ともにご連絡くださいね。

⇒ info@prae.jp

※塗装はどの方法を選ぶにせよ、
オイル塗装は経年により塗装が薄くなります。
定期的なメンテナンスをお勧めいたします。

使用頻度にもよりますが、
ダイニングテーブルの場合は3カ月に1度程度
簡単なメンテナンスをすると良さそうです。

NO IMAGE

【 About Prae 】


プラエは2010年、徳島に誕生した"北欧ヴィンテージ家具"や"北欧食器・雑貨"やオリジナル家具、植物などを扱うインテリアショップです。

デンマーク語で「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉があります。 他の国の言葉にするのが難しいのですが、『どことなく温かくて、居心地の良い雰囲気』といった彼らの独特の言葉です。北欧の暮らしやデザインが注目されるようになっていますが、それは純粋になにかのモノだけではなくどこか「Hygge」な空気感が私たちを惹き付けて止まないのかもしれません。

座り心地のよい、木製の椅子。 取っ手がレトロで使い勝手の良い50年前のデスク。 レトロで可愛い食器。 これって何に使うんだろう?そう思わず見入ってしまう古い古いオブジェ。プラエはときどき北欧に買付に行き、そこで出会ったものたちを大切に連れて帰ったりしています。

お店はそんな出会ったモノたちと、あなたのお部屋をつなぐ場所です。古いものだけではなくて、国内外で作られた中で北欧デザインを生かした家具をセレクトしたり、 オリジナルで家具を製作したりもできますので、コーディネートのご相談も良かったら。 ホームページやブログを見てもらって、お店に来てもらって。 どことなく居心地の良いそんな時間を過ごしてもらえれば、幸せです。

Prae Inteiror (プラエインテリア) 代表 香川 拓也