あけましておめでとうございます。
例年ならば「瀬戸内レモン」のご紹介とともに始まる新年営業ですが
今年は徳島にずっとステイしておりましたので、
いつもよりも少し地味な新年のスタートです。
昨年の画像でお許しください。
…とはいえ、数日お休みをしておりますと
さすがに北欧からのヴィンテージ便も溜まっておりまして
店内の雑貨は2021年も賑わいを見せております。
近日入荷の予定は…11箱。
もうすぐ到着もあり、まだ北欧現地で空港にあるものもあり。
楽しみですね。
ご来店のたびに、新しい出会いがある。
今年もそんな一年になるようしておきますね。
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新年、最初のご紹介はリサ・ラーソンのこちらの2点。
1970年代半ば、
スウェーデンのRoyal Kronaで製作された
大きなクリスタル作品です。
双方とも横幅30㎝。
重量は4~5kgある大作です。
象はリサの陶器作品にもあるのですが
花柄の親子、という可愛らしいモチーフです。
右側はモチーフとしては特に珍しく
「Susanna’s Bathing(スザンナの沐浴)」という
旧約聖書の説話がモチーフとなっています。
その艶びたモチーフから
絵画の世界では免罪符的に描かれてきており、
ルネサンス末期、マニエリスム様式の
ティントレットの作品も有名です。
単に艶冶な作品というわけではなく、
テーマとしてはこうした意味があるわけですが
要は「法律の正義」を説いた話です。
近代以前、規律の厳しかったヨーロッパでは
キリスト教やギリシア神話の話をベースに
こうしたモチーフを描くことが少なからずありましたが
現代のリサがなぜこの話を選んだか…は良く分かりません。
また機会があれば調べておきますね。
閑話休題、市場に出回る機会はごく少なく
またサイズ感もありとても特徴的な作品たちです。
次の機会はなかなか難しいものかと思われますので、
良いタイミングでご検討下さいね。
法曹界の方もぜひぜひ。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。