我が家でも活躍しているこの食器。

スウェーデンから、
一見地味~な食器が届きました。

名前は“TERMA”
スウェーデンを代表するデザイナー、
スティグ・リンドベリが手がけたシリーズです。

TERMAは1955年、スカンジナビアデザインで
最も重要な岐路となった『H55展』で発表されました。

最も分かりやすい特徴は「耐火」

直火にかけても大丈夫、ということで
「キッチンから食卓へ」というテーマのもと
製作されたシリーズとなります。

普通の「暮らし」の中に美しさを取り入れる。

第二次世界大戦からの復興のさなか、
こうした新しいライフスタイルを提案したこの展示会は
当時のスウェーデンでは衝撃的なものでした。

もともと北欧はさほど豊かな国ではありませんでした。
資源にも恵まれず、貧しい農業国の一つであったスウェーデンでは
国内で賄える材料で、伝統的な技術を活用したうえで
新しい「デザイン」を国策の一つとして主張していきます。

TERMAは耐火性のある土を使って製作しています。

実際、今回入荷したこのキャセロールの裏側は
長年愛用されてきた火の跡がありありと見えます。

持ち手は籐巻き。

特別な素材は用いず、
技術と思想でデザインを高めていった結果生まれた
「日常遣いの理想形」の一つがここにあります。

同じような理念としては
カイ・フランクの「TEEMA」や
ウラ・プロコペの「Ruska」あたりが
同時代の原型としてあげられるように思います。
(Liekkiも同じような立ち位置ですね)

抑制的な時代であった戦中から、
復興、成長の時代となった1950年代。

この展示会は輝かしい未来に向けた
デザイナーたちの雄叫びなのでしょう。

耐火であるTERMAは、
当然オーブン料理などにも便利でした。

調理した器具を、そのまま器として食卓へ。

片づけの手間もひとつ減り、
家族団らんの時間も少し増えそうです。

我が家でもこのプレートは大活躍で
丈夫で機能性が高く、そして品格も感じる
このプレートは食卓の質を気取らずに、
少し上げてくれているように思っています。

普段使いの、地味な器です。
そしてそれが最高な評価の器です。

→ グスタフスベリ
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【 About Prae 】


プラエは2010年、徳島に誕生した"北欧ヴィンテージ家具"や"北欧食器・雑貨"やオリジナル家具、植物などを扱うインテリアショップです。

デンマーク語で「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉があります。 他の国の言葉にするのが難しいのですが、『どことなく温かくて、居心地の良い雰囲気』といった彼らの独特の言葉です。北欧の暮らしやデザインが注目されるようになっていますが、それは純粋になにかのモノだけではなくどこか「Hygge」な空気感が私たちを惹き付けて止まないのかもしれません。

座り心地のよい、木製の椅子。 取っ手がレトロで使い勝手の良い50年前のデスク。 レトロで可愛い食器。 これって何に使うんだろう?そう思わず見入ってしまう古い古いオブジェ。プラエはときどき北欧に買付に行き、そこで出会ったものたちを大切に連れて帰ったりしています。

お店はそんな出会ったモノたちと、あなたのお部屋をつなぐ場所です。古いものだけではなくて、国内外で作られた中で北欧デザインを生かした家具をセレクトしたり、 オリジナルで家具を製作したりもできますので、コーディネートのご相談も良かったら。 ホームページやブログを見てもらって、お店に来てもらって。 どことなく居心地の良いそんな時間を過ごしてもらえれば、幸せです。

Prae Inteiror (プラエインテリア) 代表 香川 拓也